それ故に、未来を受け止めるが如く あとがき

モクジモドル
ふ、ふええええー。
終わりましたー。

2008年の誕生日にネットで小説デビュー!とほぼ見切り発車で始めてしまったこの話。
始めた時は、8割がた仕上がっていたのですが、一番クライマックスである
辰巳と蓮爾の戦いのシーンが書いてなかったんです。
元ネタは私が見た夢でして、この時は確か私が辰巳だったような…
あまりにも生々しく覚えていたので、小説にしてみようと思ったんです。
ですが、記憶にあるビジュアルが文字に書き起こせなくて、悩んでしまいました。

基本的にはSFの中でも『どこにでもある話』なんです。
ですが、その中の『どこにでも』のちっさい心理描写とか、
その立場に自分がなったらどう感じるかを書いてみたかったのが、この話です。
私が小説を書く上で一番大切にしたいのが、『隣にあるような空気感』です。
自分がその話の中にいるような、体感しているような感じ。
喜びや悲しみの他に、空気の暖かさ、冷たさ、匂い、音。
そんなものが伝わって頂けると嬉しいです。

あとがきまだ長くなりましたが、たろっち初めての短編小説、
読んで頂き、ありがとうございました。
モクジモドル
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