金の吐息/キンノトイキ
お仕事です
パソコンがビープ音をさせっぱなしで
思わずぶっ壊した。
昔惚れてたヤツが笑いながら
車で昔と同じように僕を迎えに来て
何故か僕は後部座席に乗り込んだ。
全部夢の話しだけど。
笑っちまうよな、こういう蒸し暑くて湿気の多い日は
どうにも夢見が悪くて叶わない。
言いたくはないけど焦ってるんだ。
衰えていくのが感じられるようで恐ろしいんだ。
ただ全て天気のせいなのに。
それとも天気のせいにして逃げようとしてるだけなのか。
もっともっと本音を言おう。
日々の糧を得るための仕事はやはり苦痛なのである。
したくもない笑顔は
心が腐っていくようで。
アナタの為だけに笑っていたいのに。
◆2002.6.17◆
−ワーカー−
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