WONDER WOLF WORLD

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  スターダスト  

星を追いかけた どこまでも追いかけた
その背中に追いつきたくて 追いつかず
星はどんどん遠くへ行ってしまう
幻は影となり、僕を苛む

森の中 見上げれば 幾つもの星
凍える様な光り放ち 時折流れてくる
捕まえるコトなど不可能と知っていても尚
走り続ける僕を

星達は 高みで 嘲笑うのだろうか? 哀れむのだろうか?

願いと試練の金貨を湖に投げたんだ 
信念と疑いの狭間で

揺れる水面は僕を歪ませて、また静かに僕を映す

星はこの湖の底に堕ちたのだろうか?
結局 答えは未だに見えないまま



嗚呼、星達よ、
幾億もの時間を超越した星達よ

僕を嘲り笑うがいいだろう
僕を哀れむがいいだろう

この冷たい冬の光りの中で

夜を支配する女神が森の子等の金の瞳と土色の翼を持ってして
銅に輝く爪で全ての出来事を引き裂き事実をこの世に曝すまで

僕は流星を追う覚悟は出来ているのだから

望みはただヒトツ

…真実が欲しい


◆2007.12.11 (火) ◆
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