WONDER WOLF WORLD

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  ハロウィンに対抗  

人には信仰心ってのがあって
世界中の様々な人々が神様の存在を信じて心を寄せてる。

僕は時に彼等のように無心に神様を信じてみたいと思うけど
“人”の形なんてしてないと思うしその前に“形”が有るのかも
疑問に思っちゃうワケ。
じゃぁ、形がないから存在しないのか、
形のないモノは存在しないのか…って
いったらそう言うワケじゃない。

目に見えないけど空気は確実にあるし
音も声も“存在”するわけよね。
もっと言うならば愛や憎しみを司る
“心”ってものが“存在”するよね?

それなら心を信じてみようかと思うけど
心も見えないから人を信じられないって話になってくる。
結局信じてみて大半は裏切られるし
自分も裏切るって行為をしてるハズだし。

じゃぁ何を信じましょう?
僕は何を信じたらいいのでしょう?
そう思った時
僕は必ず目の前に有るモノを見つめるのです。

広がる自然。
人間の作り上げた幾多の建造物。
すれ違う様々な老若男女。
やりかけの仕事。

ココにある現実。

ソレをやり遂げる為に必要な
自分自身の強い意志。

今は“ソレ等”を信じるのが
一番だなって思うワケです。

ナルシストなのかリアリストなのか
もう少し神様のコトを信じたり
赤の他人を簡単に深く信用するのは
止めておきたいと思う自分におくります。

テメェで勝手に信じるのはいいけど
人におしすすめたりしちゃぁダメだよ。
宗教家の皆々様へ。

まぁそんなワケで兎にも角にもワタクシは宗教が嫌いです。
イヤ、勝手に信じててくれる分には本当にかまわんのよ。
でもね、やっぱし強制されたり見たこともないモノ有るのよって
言われてもそう簡単に信じられるほど
人間がお気楽に出来てるわけではないのですよ。
…だから宗教がニガテというよりも
ソコに存在する群集心理みたいな
…盲目的に信じてしまうコトへの
恐怖心とか疑心感の方が強いカモですわ。
ただし、普段人間の生活している状態で
見えてないけどソコに存在する
『ナニか』ってのが有ることだけは
ハッキリ言っておきたいのですね。
そもそも僕がこういう傾倒のイラストを
多く描いたりしてるってのもそのせいなワケですよ。
カッコイイ事ばっかり言うのやなんだよね。
綺麗事いうのも大嫌い。
誰かの為になんて冗談でしょ?
ヒトは常に自分本位な生き物なんじゃないの?
自分は自分の生きる為に闘い
愛する何かを自分の気持ちの納得の行くように
守ろうとするんじゃないのかなぁ?
俺、間違っている?

欲しいモノには手を伸ばし
自分を愛してくれる人には
惜しみない愛情を!

…兎に角、そんな私達人間を妖精や妖怪達は笑います。

俺達を追い払おうと
別の土地から来た連中が
権力を振りかざすのサ

オマエの信じてるモノはナニ?

別にテメェで勝手に信じてるならいいんだ
だが人に押しつけたり勧めたりするのはやめな
困ってる人や哀しみを抱えてる人の
弱みにつけ込むなんてもってのほかだぜ
   
ある意味権力にモノを言わせるよりも
タチが悪くて反吐がでそうだ
…まぁ…
本当の姿を探し求めることも出来ない輩が
力持つものになびくのは当然だ
逆らえず押しつけられるのも仕方ないだろう
弱みにつけ込まれるのも最もだろう

けれど闇夜に目を凝らして良くみるがいい

闇はオマエの古き友

オマエだって闇の中から生まれて
闇の中へ帰って逝くんだ
         
ナニを恐れることがある?

オマエの中の真実が見えるまで
逃げ出さず体の奥底で 狙い続けろ

サァ、サァ、サァ!
聖人君子の化けの皮
剥がしてやろうぜ
今宵こそ。


◆2002.10.30◆
─spooky!!!─
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